座敷の天井張り替え完了
梁の幅が五寸で、しかも竿との隙間が一寸程しかないので、大変でした
玄能で釘は打てませんので、下穴を開けて斜めにビスを打ちました。とても狙い辛かったですが
何とか張り終えました
和室の天井の納め方には決まり事があります
「日本座敷の工法 佐藤日出男 著」によると
竿縁の納め方
床の間のある部屋の場合は床の間と平行の方向に入れる。次の間は主の間にならう。
一般には踏み込み口と平行にする。その場合、床の間に竿縁を差し込むように直角にするのは、昔から不吉とされているので用いてはならない。
天井板の張り方
天井板の刃は部屋の入り口に向ける。また、次の間あるいは下手から見えるように張り出す。
天井板を長手に継ぐときは杢目、板目が連続して見えるように、木目を合わせて張り上げるように心掛ける。
とありますが、「大工になるなら性根を据えろ 棟梁が教える大工道 前場幸治 著」には、天井板の刃の向きに関しては全く逆の事が書いてあります
天井板は表側(入口側)から張り出して奥の方に張り逃げることが肝心である。そうすると見返しといって、板の重ねが狂って口を開いたときにも気にならないですむ。その意味もあって天井竿の床の間や玄関入口に向けて入れる事は、床差しや玄関差しといって、忌み嫌われている。
どちらが本当なのでしょう????
地域によって違うのでしょうか?
トイレ
エコカラット